不動産屋とのやりとり

賃貸物件の契約に行った。契約書の「原状回復」の特約のところでは、「ハウスクリーニング代や消耗品など1ヶ月分の敷金が引き渡し時にかかる」といったことが書かれていたので、東京都条例の一般原則としては、「通常使用の劣化、消耗、汚れについては賃貸人」、「過失、故意による傷などは賃借人」の責となる、と書いてあるのに、この特約のとおりになると、両方ともに賃借人(=わたし)の責になることになるのは合点がいかない、というと、不動産の管理業者は「ここ(杉並)ではハウスクリーニングは賃借人がもつのが慣例なんです」と。

この特約の部分だけでも一時間くらい「こうしてください」「でも〜」のやりとりを続け、結局、特約はハウスクリーニング代(税込み4万程度)は返却時賃借人がもつ、と書き直し、一ヶ月分の敷金、という部分はカットしてもらい、都度引き渡し時に協議としてもらった。途中面倒くさくなり、「ああ、もうそれじゃいいです」と言いたくなったけど、粘りに粘って、捺印するまでにトータル約2時間かかった……。

これまで契約のとき「あーだこーだ」と言うことはなかったんだけど、ここ数年仕事でも契約書のやりとりを法務部やクライアントとしつこくやりとりをする機会があったので、「気になったことは率直に伝える」修行、というか、きちんと意思表示の練習までに、交渉してみた次第。

とはいえ、まだほかの特約で気になる部分がある。すなわちこれ↓

「原状回復、室内の清掃をした上で賃借人は物件を引き渡す。その際、業者の選別は賃貸人が行い、その支払いは賃借人がもつ」

見積書をよこせ、といっても、業者とオーナーがつるんでいたら、その請求額は不当に高くなることもあるんだよね。まぁ、汚さない+傷つけないようにせいぜい注意しますがぁ。

マモーン。