秋きた。現地妻、じょんがら、ギリヤーク、月見

ゴーギャンの現地妻をモデルにした絵」

というキャプションを目にして、

思い出したのは、

高2の夏、
血なまぐさいエッグプラントでの
ブラッディなツアー打ち上げ会場から
消えていくお二人さんたち、ちら、ほら、ちら、ほら。

「あの人現地妻らしーよ」

という耳打ち。
その名詞、存在自体知らなかったけど、
高校生か二十歳そこそこの
おねーちゃんらが、そういうの強いられている
現実ってのは、ずいぶんとヘヴィー。
産まれてくるのが女子なもんだから
早くも親視点で過去の記憶が再考された一例。
記憶は都度都度再編、塗り変わる。


なんて、ものがなし。


ものがなし、といえば、


ギリヤーク尼ガ崎


じょんがら節がきける秋の新宿
寂寥感ビュービュー、
震える心臓
もののあわれ


青空舞踏公演「祈りの踊り」
日時・10月7日(日)午後2時開演(雨天決行)
会場・西新宿三井ビル55ひろば


ギリヤークさんといえば、
学生のころ、
駒沢公園のどっか遠くで彼の
歌声が風に流れて聞こえてきて、胸ときめかして
その居所をつかもうとした。

けれど、見つけられず、
ほのかにしょっぱい気持ちが沈殿しそうになったけど、
それは初夏の陽光に溶けて消えた。


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昨日は夏日だったのに今日はめっきり涼しくなっていた。
あと数週間で臨月を迎える。
立派、あっぱれ、といいたくなるような
活発な胎動で、「そこですかい?!」と
わきばら、みぞおち、あばら、などに
キック&パンチ、布団の上で母のけぞり、もんどりをうつ、

思わず笑える。
(痛いんだけど……)


秋用マタニティウェア
必要になってしまうのかしらん。
夏服しか持ってないよ。

次回満月は27日(木)
月見団子をつくろう★