妊娠後期の生活すたーとぅ

す・ず・し・い。9月から産休に入った。ホっと一息。


■時間
学校を卒業し、社会人になって以来、2週間を超える長期休暇ってなかった。
んが、この産休のおかげで、お腹がでかいので行動範囲に規制がかかるけど、長い休みを満喫できるのはすなおにうれしい★できたら友達をたずねて西海岸とか旅行に行きたいくらい……

なので、ようやっと平日の専業主婦たちにまじってのマタニティヨガやらワークショップに参加!

一室、講師以外、みんなお腹ぽっこり、臨月のおかんたちもきていて、かわいい。


■母性とか
思春期など多感な時期は「女性らしい」「男性らしい」「動物らしい」っていうラベルを冠したそれらしいを想起させるものって苦手だったけど、いまは、この妊婦の、おへそもめくれ返るほどのぽっこりとしたカタチ、フォルムに、「でっかいヘルメットみたい」って茶化すこともあるけど、まるっこいかわいいもの、でも、壊れやすいたいせつにしてあげなくちゃいけないもの、って、目をほそめて慈しむ対象、象徴をみることができるようなっている。これが母性というヤツなのか?

すぷらったー、鬼畜漫画とかキショイと思いつつ手にとっていた自分にとって、まるっこく、儚いもの、壊れやすいもの、やわらかいものって嗜虐性の対象でもあったんだけど、変わるもんだなぁ、と。
いや、変わってないや。今でも、昔も、噛みたくなるくらい、かわいい★


■マネー
産休で手痛かったのは、税金問題。
休み中、働かないんだから、給与が出ないのは、まぁ、仕方ないとして、

「税金、保険、年金は会社の口座に毎月振り込んでください」と最終出社日に人事担当に言われ呆然。

毎月何もしなくてもマイナス10万くらい飛ぶ!
さらに家賃で10万くらい飛ぶ!
世のシングルマザーたち、大黒柱の母たち、
準備してましたか?!
手当金も、出産して数ヶ月たたないと出ないし、
とにかく出費かさむらしいよ★


■里帰り問題
31週目現在、里帰り出産しようかどうかはまだ悩み中。
というのも、

1)子供嫌いでネガティブシンキングな母の愚痴を閉鎖的な環境でスパイラルできくのは胎教に悪そう

2)日々崩壊していく部屋がどうなるか心配

3)我関せずな夫婦関係に精神面だけでなく物理的距離もできることにより、おとんが子供をそれと認識できなくなるんじゃないか心配(子供の情動?が決まるのも3歳までの環境によるって!!!)


って、妊娠中って、心おだやかに過ごして、マタニティハイで、幸せタイムを満喫すべきなので、
上記心配の種を早々にかりとるべく、


1)人を変えるのは難しいし、年寄りはなおさら、なので、距離をおくか、これを機会にとことん気の済むまでディープにディスカッション(今後そう長時間両親と過ごせる時間ってなさそうだし)

2)自分だけが「片付けなくちゃ」って被害者面はよそう、当番制とかとっととルールをつくる

3)いろいろ話きくと、子供は両親いた方がよいらしい。
「どんな親でも?」と、そこのところはラインがまだわからないので、「暴力ふるう」とか「衛生上問題がある」とか生死・病気・怪我とかに関わるものを排除するのは当然として、「精神的ダメージはいかに計測する?」これの見極めが難しそう……。

離婚の契機ってなんだろう。
恋愛でなく、夫婦の場合、好き嫌いだけじゃくっついたりはなれたりしづらいんだよね。子供は親を選べないわけだから。ちょっとの努力や歩み寄りは大切なんだよね、すぐにキレたりしないで。夫婦間の仲の悪い家の子供は情動不安定になりそうだね。家が荒んでいるのも当然、心ぽっかり穴あきそうだし。それらを考慮したうえで、大人的振る舞いを維持していこう。

最終手段としては、はじめからなかったものとして、一人でも生きていける自立心を養い、子も自立心旺盛でどこでもサーバイブできる知恵と経験を積ませてあげたいな、と。義務だね。


■愛着? 愛がくっつく
たとえば、西原理恵子の育児漫画読んでいると、彼女も途中から一人でたくましく子供を育てているんだけど、おとんは4巻目にして死の間際帰ってくるわけで、なぜ不在であったか、夫、父という役割を継続できなかったのか、とかの要因のひとつに、アルコール依存症があるけど、それでも別離を
超えて西原家に帰ってくる吸引力、というか、志向対象としての西原理恵子、おかん、家族ってのが
元夫に根強くあったから、コアのところにアンカーががっつり打ち込まれていたから、ってのがあったから、西原自身も迎え入れたんだろうな、と。

郷愁の念って坂口安吾、その他男性作家にでてくるモチーフで、ロマンなんだけど、上のアンカーに比べたら青い青い。それとか、プリミティブな原初の記憶、胎児の記憶とか、あるかなしかの桃源郷でも、望郷の念でもなく、後天的に経験・記憶からがっつり根を下ろして迷いようがない強烈な吸引力を
西原、西原家は元夫に対して発揮していた。そんなのが自分にもあったら、道に迷うこともなく、
迷ったとして、遠回りしたとしても、なめくじのとおり跡を追うようにして、帰ることができるんだろうなぁ、と、思った。

んで、視野がここ数年ますます中長期化している。


■遊ぼう、外に出よう
妊婦期間は孤独だそうです、育児期間中もおかんは孤独だそうです、行動範囲は制限されるし、接する社会も減る、というか密室状況だから、育児期間中の母子関係でさえも「マンネリ化」するそうで、破口としての下界、他者がとっても必要。遊びましょう=< 外に出ましょう=<


■からだの変化
体重がついに、妊娠前より10kgオーバー。下半身には見慣れないセルライトがぁ。乳首はかぶれる、顔・首かぶれる、化粧品はあわなくなるわ、妊娠期は肌がキレイ、とか一般では言われるけど、自分はかつてないくらいにゼッ不調。ストレスと環境の変化のせい、と皮膚科でいわれる。
部屋キレーにしたいー。

妊娠初期にくるハズのつわりが、今頃になってくる。急にムカーっとくる、胸のつかえは、子宮がみぞおちまで大きくなって胃を圧迫するからだそうで。腰痛だとか、むくみだとか、貧血だとか、妊婦の
マイナートラブルは出産までつづくらしい。