内田樹ー「親密圏と家族」のエントリーを読んで

http://blog.tatsuru.com/2008/10/15_1715.php

弱者と強者の共生の場が家族、ってのは
自分の視点から抜け落ちてた。弱者、強者という識別を意識的にしたことがなかった。
すっかり社会人になって、子供時代がなかったかのような顔をして、自立した者同士の関係しか、独身時代は目に入らなかった、というか。

茅ヶ崎では、寒い夜、天候の悪い日に限って、よく徘徊老人が出現し、「ピンポンパンポーン」と
「防災茅ヶ崎」からのアナウンスが流れて、行方不明者が知らされる。こういうのも
非常時(徘徊老人)のセイフティーネット、命綱の一つ。監視する村社会も嫌だけど、無関心な都会も嫌って欲張りで中庸らへんでよろしくお願いします。

で、親密圏と家族の話だけど、まず、家族関係なく、
老人と子供の相性っていいから、弱者同士をつなげるシルバー事業は
ますますもって、速やかに地域で活性化されるといい。
そして、性別年齢血縁によらない、柔軟な、流動的役割分担で、
子供や老人も住みやすい社会を築きたいな。その枠組みがなんであるかは
わからない、今は、ボランティアしか思いつかないけど、ボランティア+ちっちゃな報酬で
まわらないものかしら。

育児をはじめてから、自然とTVも見るようになり、政治や経済にも関心が出てきた。
多くの人が、他人事でなく関心を持つようになって、意見を言ったり、
アクションをとるようになって、言葉だけでなく、実現していくようにしたいな。