元夫からのメール

先日、娘さん、1歳になりまして、赤ちゃんでも食べられるようにとフルーツババロアローソクを立てて、「ハッピーバースデイ」。いろんな人からお祝いをもらったり、連絡をもらったりしました。その中にひとつ、元夫から「子供に会ってお祝いをしたい」というメールが来てまして、わたしは返事に困りました。なんて書いたらいいのかわかりませんでした。喧嘩別れをしたわけではありません。よくよく離婚原因を考えると「大きく失望したから」が正しい気がします。互いの普通の基準があわなかったのです。離婚すれば、このモヤモヤは去るだろう、と思ったのですが、離婚後も、尊敬どころか軽蔑してしまうような先方の対応に閉口。とはいえ、離婚、と距離をおくことで、目につかなくなって、連絡さえこなければ、嫌な気持ちはずっと忘れていました。

今回のようにメールなどで元夫の消息が知れると、心穏やかでない自分を発見して、「ああ、じつはまだ、自分の心の整理がついていないのだなぁ」と思い知りました。つまり、どう対応していいか、決心がついていない、という状況。もちろん世の中には「あんなロクデナシとは二度と会うまい、子供にも会わせるもんか、フン!」という人もいるでしょうし、「親の法的の離婚と親と子の血縁関係は別、父として、子として、会いたくなったら会えばいい」という人もいるでしょうし、きちんと法的に契約書を交わし「毎月第1日曜日にどこそこで会う」とか面会を設定している人もいるでしょう。私は元来この「会いたくなれば会えばいい」というスタンス。が、現在、離婚後支払われるべき借金の返済が全く滞ってとんずら、音信不通になっていたのに、誕生日のときだけ、自分の希望だけ連絡してくる、という相変わらずな元夫のスタンスにカチンときて、なんと返事したらよいものか迷った次第。

お金は大切です。それで人殺しをしてしまったり、子供を売ってしまう人だっているくらい、人を左右する力ももっています。いくら稼ぐのにいくら苦労があるのか、元夫にも知ってほしいです。普通、人に貸したお金は戻ってこないのも当然、と言います。しかし、ここは是非誠意を見せてほしいものです。返済されたらお金は、世界の貧困に苦しむ子供たちへの募金に使おうと思います。