入門チーム・ビルディング
ここ数ヶ月採用計画やら、チームビルディングのことで思うところがあったので、『[入門]チーム・ビルディング』小林恵智監修・インタービジョンコンソーシアム著を読んでみた。最適組織づくりのための実践理論として、FFS理論(Five Factors and Stress)を提唱するもの。気になる人はやってみるといい。チームビルディングの際の、チーム内キャラクター構成をどうするとよいか、提案があったりする。個々人のスキルより、キャラクターのかみあいの方がチームの生産性に大きく関わるところは、経験から、たしかに……、と言えなくもない。
ちなみに、本文中にFFS理論によるキャラクターの簡易分析診断もできるので、やってみたら、わたしはタグボートタイプだった。
インタービジョンの公式サイト↓
http://www.ivc.co.jp/
それはさておきメモを兼ねて以下引用。
チームの実権者五か条
- チームが編成された目的、目標、チームのルールを徹底的に理解させる。
- メンバーの”したいこと”より”確実に出来ること”を最優先して職務を分配し、責任および権限を附託する(強みに特化させる)。
- 個々の強みや弱みをメンバーに共有させる。
- チームの上に立つ者・実権者は、チームの指揮権を持つコーチであり、メンバー個々の目標達成の支援者であることを認識させる。
- 作業上から得られる情報(事実)を共有させ、『一日一発見』が生まれるような環境を整え、時間と場所を提供する。
いわゆるよいチーム、シナジー効果によって高い業績水準を期待できるチームに求められる要件は、次の三つとういことになる。
- 適切な目標と秩序がある。これがなければただの集団である。
- 適切なメンバーを選ぶ。目標達成に合致し、秩序を乱さない人選が肝要である。
- メンバー間に良好なコミュニケーションがある。コミュニケーションによりお互いの力を認識し、役割分担し、シナジー効果を生むことができる。
この本、気になるのは、編集事情によるのか、章によっては、「え、これで終わり?」というあっけない箇所も散見されるので、掘り下げたいなら、やっぱり専門書を読むべきかも……。
[入門]チーム・ビルディング 1+1が2以上になる最強組織の作り方 (PHPビジネス新書)
- 作者: インタービジョンコンソーシアム,小林惠智
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2006/12/19
- メディア: 新書
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